腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

腰痛治療大辞典 > 腹痛なのに腰が痛いのはなぜ? ← 現在のページ

腰痛が腹痛の原因にもなりうる訳

腹痛が原因で腰痛が出る場合

お腹の症状が原因で腰の痛みが出る場合は、主に3つの理由が考えられます。

  • 筋肉が関係
  • 何かしらの病気
  • 内臓疾患

筋肉が原因でお腹の痛みが起こる場合、代表的なものは筋肉痛や肉離れなどの症状になります。

身近な例を挙げますと、腹筋の筋肉痛や肉離れが起こると腹痛が起こります(内臓による痛みとは違います)

また、腹筋が固くなると、肩甲骨の下の背中部分や、骨盤少し上の腰の痛みとして出る場合もあります。

なお、骨盤のへりに付く足を上げる大腰筋という筋肉も腸や生理痛などの腹痛と間違えることがある筋肉です。

この筋肉が固くなると腰痛も出ますが、太ももの前側に痛みを起こす場合もあります。


病気や内臓疾患が関係する場合

何かしらの病気が原因の場合は、具体的には精神的な症状や自律神経失調症、背骨の病気や内臓疾患などが考えられ、それにより腹痛や腰痛が起こるケースが考えられます。

内臓疾患は、胃痛・下痢や便秘などの腸の症状、膀胱炎や盲腸・腎臓の疾患により腹痛が起こり、それが腰が痛い感覚として現れる場合があります。

また、お腹の痛みで前かがみの姿勢が続くと、腰の筋肉や椎間板に負担が掛かり、その結果で腰の痛みが出る場合もあります。

関連した内容について腎臓が痛いと腰痛が出る?でも説明しています。


逆に腰が原因で腰痛が出る場合

腰の骨は通常5つあり、その4個の目の神経が下腹部を通っているため、腰の神経が原因で腹痛を起こす場合があります。

他にも、腰の神経は腸の働きと関係しているため、腰周りの筋肉が固くなり血管や神経の通りを悪くしてしまうと、腸の機能が落ちて結果として腹痛を起こす場合もあります。

そのため、体質的に便秘や下痢が多い方の場合、それらの症状が整体などで改善するケースも見られます。

また、腹筋と背筋がバランスを取っていて、腰の筋肉が固くなりすぎることでお腹側の筋肉に負担が掛かり、筋肉痛のようなお腹の痛みが出る場合もあります。

このように、腹痛や腰痛は関連して出ることがありますので、腰が痛いからと言って腰ばかり治療していてもなかなか改善が見られない場合も少なくありません。

関連した内容については腰痛や腹痛の原因は筋肉・内臓・病気の3つもご覧ください。


↑ ページの一番上に戻る