腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

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筋肉・内臓・病気が腰痛の原因

『腰痛の3つの原因』の要点

  • 内臓疾患や病気でも腰痛は起こる
  • 骨格や筋肉が関係する腰痛もある
  • 女性特有の症状など様々な腰痛がある

腰痛の原因は大きく分けて3つ

以前に腰の痛み方は大きく分けて3つのページでもお話しましたが、腰が痛い理由は大きく分けると3つあります。

  • 内臓疾患・内臓の病気
  • 骨や筋肉症状
  • その他の要因から来る腰の痛み


内臓疾患・内臓の病気

内臓疾患で腰が痛い場合は、腎臓や肝臓、女性・男性特有の臓器である子宮や前立腺による症状などが考えられます。

また、内臓の病気が原因の腰痛には、便秘や下痢が関連する症状や、胃痛などの腹痛を伴う物、血尿や腎臓・尿路結石、がんによる痛みなども考えられます。


骨や筋肉症状が原因の腰痛

骨が原因となる腰痛とは、骨と骨の連結部分である『関節』が関係する症状になります。

腰痛に関係する関節を具体的に挙げますと、骨盤と太ももの骨(大腿骨=だいたいこつ)が連結する股関節や、5つの腰椎(ようつい)という骨が集まっている腰の背骨部分、、、

背骨と仙骨(一般的には尾てい骨と言われる場合もある)が連結する腰仙(ようせん)関節、骨盤にある仙腸(せんちょう)関節の4つが代表的です。


股関節(骨盤と太ももの骨の連結部分)

股関節が原因で腰痛が出る場合は、座り仕事や立ち仕事で股関節まわりの筋肉に負担が掛かり、それが症状を引き起こす場合が多く見られます。

また、股関節は生まれつき『骨と骨の連結に小さな異常を持っている方』が多く、過度な負担や筋肉疲労が続いて変形を起こす場合もあります。

関節の変形が強くなると、変形性股関節症という診断になりますが、股関節のお尻側に坐骨神経という足につながる神経が流れています。

股関節まわりの筋肉が固くなった場合にも見られますが、股関節に変形が起こることで坐骨神経に圧迫が起こり、腰痛やお尻、太ももやスネ、足首などに痛みや痺れを起こすこともあります(坐骨神経痛)


腰椎(腰の背骨部分にある5個の骨の連結部分)

腰椎は『だるま落としの積み木』のように縦に5個積み重なっているのですが、問題を起こすのは下の2個が多くを占めます。

腰椎部分の背骨が問題を起こす場合は、悪い姿勢や習慣による長年の負担(自覚のない場合も多い)が主な原因になり、家系的に負担の掛かる骨格の場合は、遺伝が関係しやすい部分でもあります。

遺伝によって骨格に負担が掛かりやすい場合は、特に姿勢や習慣などに気をつける必要があります。

具体的な症状としましては、腰椎自体の変形や、腰椎と腰椎の間にあるゼリー状の組織が障害を起こす椎間板症(さらに悪化すると椎間板ヘルニアになる)、

腰椎の中にある脊髄神経(脳から足先までつながる神経)が通る空間が狭くなる脊柱管狭窄症があります。


腰仙関節(背骨と仙骨の連結部分)

腰椎が『だるま落としの積み木』だとすると、積み木を載せている机や床が仙骨になり、腰仙関節とは『一番下の積み木』と『積み木を置いている机や床』の間部分を指します。

この部分が原因になる腰痛も腰椎と同じように、悪い姿勢や習慣による長年の負担(自覚のない場合も多い)や、骨格の遺伝などが関係しやすい部分です。

筋肉が凝り固まって関節の動きが低下することによる腰痛が代表的ですが、椎間板ヘルニアも多く見られる部分です。

腰だけの痛みで止まっている場合は、MRIで椎間板ヘルニアと診断されても、現在の医学では手術をしない方向に変わってきています(整形外科のガイドラインというもので定められています)

椎間板ヘルニアの手術は、腰やお尻、太ももやスネ、足の指先などの痛みや麻痺が強い場合には検討されます。

ただ、1年以内に約85%の方の症状は大きく改善するという医学論文も出ているため、手術は慎重に考えることも1つだと思われます。


仙腸関節(仙骨と左右にある腸骨の連結部分)

シートベルトをした時の『ウエスト側のベルト』の背中側に位置する関節ですが、骨盤のゆがみを主に起こすのはココになります。

動きとしては、ミリ単位のごくわずかな部分になりますが、長年の悪い姿勢や習慣でゆがみが起こったり、筋肉が凝り固まってしまうと不具合が起こってきます。

痛みとしては、一般的な腰痛症状が最も多いのですが、坐骨神経痛のようにお尻や足の方へ痛みや痺れが出る場合もあります。


筋肉が原因の腰痛

筋肉が原因の腰痛には、腹筋と背筋のバランスの崩れや筋肉のコリ、過度な運動・トレーニングなどによる疲労が代表的です。

関節の問題と同時に起こる場合も多いため、厳密にはハッキリと『骨が原因』『筋肉が原因』と分けることは難しいのが実際の所です。

さらに、骨盤のゆがみや猫背などの姿勢の悪化も腰痛の原因になり、腹痛(特に下腹部痛)や太ももの前側の痛みや痺れ(大腿神経痛)が出る場合もあります。


その他の要因から来る腰痛

女性特有の婦人科系の病気も、腰痛や腹痛を起こす要因です。生理前や排卵、妊娠期や産後、更年期などが原因になりますが、症状によって治療方法は異なります。

また、過度なストレスやうつ症状、体の冷えや急激なダイエットなども体のバランスを崩すことにつながり、腰痛を起こす原因になります。

他にも、発熱を伴うインフルエンザや、微熱でも腹痛や下痢を伴う風邪が腰痛の原因になることもあります。


1つずつお話ししていきます

これら3つの『腰が痛い原因』の中から、まずは内臓疾患や病気に関係する『内臓と腰痛』についてお話したいと思います。


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