腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

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腰痛予防は、うつ伏せや仰向け、横向きのどれが良い寝方か知ることが最も重要

『腰痛予防に最も適した寝方』の目次

  • 仰向けで寝ると腰が痛いという場合
  • 腰痛予防にも対処法にもなる仰向け
  • 横向きは仰向けの3倍の負担が掛かる
  • 首の歪みが腰の痛みの大きな原因

人生の『4分の1』から『3分の1』は睡眠時間に当たるため、腰痛予防を考えるときは、正しい寝方を知ることが大切になります。

『仰向けで寝ると腰が痛い』という方も少なくありませんが、結論から言いますと、腰痛予防に最も適した寝方は仰向けになります。

こちらではまず、うつ伏せや横向きの寝方と比較して、仰向けが『腰にどれくらい負担が少ないのか』を説明していきます。

その後、『仰向けになると腰が痛い』という症状や、それに対する対処法や改善方法についてお話します※

※後半部分は2017年1月末日までに完成予定です

仰向けが腰痛予防に向く3つの特徴

うつ伏せや横向きの寝方と比較すると、仰向けが『腰痛予防に最適な理由』には、3つの大きな特徴があります。

1つ目の特徴は『椎間板への負担が最も少ない』で、2つ目が『肩がつぶれない』こと、3つ目が『背骨の腰部分が反り過ぎない』ことです。

これらの3つの特徴について、1つずつ説明していきます。

  • 椎間板の負担が最も少ない
  • 骨格の歪みを作りにくい
  • 背骨の腰部分が反り過ぎない

仰向けは椎間板の負担が最も少ない寝方

仰向けが『腰痛予防に効果的な理由』をお話をするために、まずは『腰の構造』について簡単に触れておきたいと思います。

腰の背骨は『腰椎(ようつい)』と呼ばれ、5つの骨が『だるま落とし』のように積み重なっています。

その積み重なった腰椎と腰椎の間に、クッションの役割を持った椎間板と呼ばれる『ゼリー状』の軟骨が挟まっています。

この椎間板に負担が掛かり続けると、腰から足先の痛みや痺れ(坐骨神経痛)の原因となる、 椎間板症や椎間板ヘルニアという症状が出やすくなります。


横向きは仰向けの3倍の負担が掛かる

一般的な体型の方だと、椎間板の負担は『仰向けを100とすると横向きは300』と、寝方が原因で3倍も違うことが分かっています。

これは、仰向けで寝ているときは体が真っ直ぐなのに対して、横向きの寝方だと、体を安定させるに膝を少し曲げる必要が出てます。

体は一箇所が曲がると重心(バランス)を真ん中に保とうとするため、膝が曲がった分、体全体で膝が曲がった方向とは逆の動きをします。

それにより、背骨全体が後ろに少し曲がり(背中を丸めた状態になり)、腰の部分の背骨(腰椎)も猫背のような形になります。

本来、腰の背骨部分は軽く反っている(お腹の方に出っ張る)ため、元々の背骨の形が崩れると、椎間板に負担を掛ける原因にもなります。

寝方が習慣化するだけでも、このような『本来とは違う背骨の形』が長期間続いてしまうため、腰痛や坐骨神経痛(腰から足先までの症状)の原因になります。


仰向けでも椎間板に負担が掛かる姿勢

仰向けでも『枕が高すぎる寝方』だと、頭の位置が天上に近くなるため、ほんの少しだけ体が『くの字』に曲がります。

そうすると、横向きで寝たときと同じように、頭が前方に来た分だけ、背骨全体が後ろに曲がる原因を作ってしまいます。

それにより腰の椎間板に負担が掛かりやすくなり、さらには背中全体の筋肉のコリにもつながるため、肩こりや腰痛の症状が出やすくなります。

『椎間板にかかる負担』の内容をまとめますと、腰に良い寝方が習慣化するだけでも腰痛予防になり、軽い症状であれば改善法にもつながる、ということになります。

仰向けは骨格の歪みを作りにくい

仰向けは『体の歪みの原因になりづらい』ため、腰痛の予防法や対処法にもなり、言い換えますと『症状を遠ざける寝方』だとも言えます。

詳しい理由について、うつ伏せと横向きと比較してお話したいと思います。


うつ伏せが骨格の歪みを作る理由

またうつ伏せは、特殊な枕を使わない限り『真っ直ぐ下を向いて寝ること』ができないため、首を右か左に大きく向けて寝なくてはなりません。

首を左右に大きく向けた寝方だと、首や肩の背骨や筋肉に強い負担が掛かるため、肩こりや寝違えなどの症状を引き起こす大きな原因となります。

さらに、うつ伏せで右を向いた寝方の場合は左アゴ、左向きなら右の『顎(がく)関節が圧迫』を受けます。

その状態が長期間続くと、顎関節症の原因となり、口を開くたびに音がしたり、口が開かなくなったり痛みが出たり、頭痛の症状も出やすくなります。

うつ伏せで寝る習慣がある方は、うつ伏せで寝続ける内に、首を向けやすい・向けにくい方向が『骨格の歪み』として定着します。

そうすると、寝るとき以外でも首を動かしやすい方向と苦手な方向が決まり、関係ないようでも、それが腰痛の原因にもなっています(詳しくは後述)

また、仰向けでも『顔を左右に向けた寝方』をしていると、肩こりなどの症状を引き起こしやすく、歪みとして定着してしまえば腰痛の原因にもなります。


横向きの寝方が骨格の歪みを作る理由

横向きの寝方は、『右を向いて寝た時は右肩』『左向きなら左肩』と下側になった肩がつぶれるため、肩の関節に痛みや症状を招きやすくなります。

『椎間板の負担』部分でもお話しましたが、体は一箇所が曲がれば重心(バランス)を真ん中に保とうとするため、肩がつぶれることで体が歪む原因にもなります。

整体やカイロプラクティックの1つの考え方に、ロベット・ブラザーチャートという、『1つの背骨がネジれると対応した別の背骨もネジれる』という法則があります。


肩がつぶれた場合は『肩の高さの背骨にネジれ』が起こるのですが、それに対応するのが『腰の上側の背中』になります。

教科書通りの症状は決して多くありませんが、横向きの寝方が続くことで『腰椎のネジれが慢性化して歪み』になり、腰痛の原因になることも考えられます。

また、うつ伏せで寝る習慣がある方は、左右どちらかを向いて寝ることも習慣化していて、ほとんどの場合で背骨の首部分(頚椎:けいつい)全体が歪んでいます。

先ほどのロベット・ブラザーチャートだと、背骨の首部分(頚椎)は全ての腰の骨(腰椎)と連動しているため、首が歪みが腰の歪みの原因にもなってしまいます。

その結果、うつ伏せで左右どちらかを向いて寝ることが、頭痛や肩こりの症状だけではなく、腰痛の原因にもなりうるのです。

つまり、人間は頭の上から足先まで『全身でバランスを保っている』ため、腰痛を予防するためには、体全体の歪みを考えた姿勢を意識する必要があります。

背骨の腰部分が反り過ぎない

『仰向けで寝ると腰が痛い』という方に限っては、『仰向けは腰痛予防になる』と言いながらも、腰が反ってしまい痛みの原因になります。

しかし、基本的には仰向けは腰が反らない姿勢です(腰が反ってしまう理由に関しては、2017年1月末までには記事にできると思います)

腰が反ることで腰痛が出る代表的な寝方は、うつ伏せになります。


うつ伏せは腰が反りすぎてしまう

『椎間板の負担』部分で、横向きの寝方だと『腰部分の背骨(腰椎)が猫背のような形になる』とお話しました。

うつ伏せの場合は横向きの寝方とは逆で、体の構造的に、腰部分の背骨(腰椎)が反りすぎてしまいます。

つまり、『うつ伏せで寝ると腰が痛い』というケースは、腰の背骨部分が本来の形よりも強く反ってしまうため、腰痛として出てくるのです。

その腰の反りが、椎間板に負担を掛ける原因になったり、腰痛の症状を引き起こすキッカケになったりします。


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