腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

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腰痛が右側・左側に出る場合

内臓の病気による腰痛

前回、腰痛や腹痛の原因は筋肉・内臓・病気の3つのページでも少しお話しましたが、内臓の病気が関係する腰痛には、腎臓や肝臓、大腸や膀胱、女性・男性特有の臓器である子宮や前立腺による症状などがあります。

腎臓は『おへそと鳩尾(みぞおち)の間の高さ』の背中側にある臓器で、右側・左側の両方に1個ずつあります(画像だと分かりにくいですが、お腹側には大腸や肝臓があります)。

画像にはありませんが、肝臓は腎臓より少し上のお腹側にあり、真ん中(みぞおち)から右側(下部肋骨の裏)に位置します。

そのため、腎臓が原因で腰が痛い場合は『右側・もしくは左側の腰痛』と表現される方が多いですが、肝臓の疲れや病気が関係する症状の場合は『右の背中の痛み』と表現されやすいのが実際の所です。

腎臓や肝臓の疾患で起こる腰の痛みは『体の中心よりも右側・左側(内臓の周辺)』に出る事が多いのですが、"内臓の病気"と"筋肉が原因の腰痛"をハッキリと区別する事は難しいので、病院で診断を受けて『病気があれば内臓の病気自体を治療する事』が何よりも大切です。

でも、病院で検査を受けて『内臓の数値には異常がない』と言われたけど、内臓の機能低下が関係していると思われる腰痛症状の方も、私が治療を行っている経験上少なくありません。

そこで、『腰痛が内臓の病気』か『筋肉が原因』か見分ける方法を、次のページでお話したいと思います。


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