腰椎捻挫とぎっくり腰

ぎっくり腰は腰椎捻挫と診断される事もありますが、厳密にはぎっくり腰と腰椎捻挫は違います。

背骨は24個の骨が縦に重なり『脊柱(せきちゅう)』と呼ばれるのですが、腰椎とは『脊柱で言うと下から5本の腰部にある骨』を指し、1番上の骨を第1腰椎、1番下を第5腰椎と呼びます。

ぎっくり腰と腰椎捻挫は同じではない

腰椎捻挫とは『腰椎部分の捻挫』という意味になりますが、ぎっくり腰は『捻挫』ではないケースが大半です。

そもそも捻挫とは、骨と骨をつなげる強靭なロープのような『靭帯という組織の損傷』を指すので、ぎっくり腰ではあまり考えにくい症状になります。

捻挫は、交通事故や運動などで強い衝撃を受けたり、自分の体重が一気に掛かったりする状況にならない限りは考えにくい症状なので、そのような状況を除けば、腰椎では起こりにくいのが実際です。

腰椎の捻挫は特殊な状況を除けば起こりにくい

ぎっくり腰で最も痛めやすい部分は『腰まわりの筋肉』になりますが、筋肉の損傷である『筋違いや肉離れ』などの症状は『筋挫傷』と呼ばれます。

そのため、ぎっくり腰は『腰椎捻挫』よりも腰まわりの筋肉の『筋挫傷』の方が圧倒的に多くなります。

ぎっくり腰の症状は筋肉が多く、筋肉の損傷は『捻挫』ではなく『筋挫傷』と呼ばれる

つまり『腰椎捻挫=ぎっくり腰』ではなく、腰椎捻挫は『ぎっくり腰の原因の1つ』と考える事ができます。