腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

腰痛治療大辞典【病院で教えない腰の痛みの原因】

腰痛治療大辞典 > ← 現在のページ

『筋肉が原因の腰痛』の要点

  • 内臓を押して腰痛が改善する場合も
  • 筋肉が原因の腰痛は『動作で痛い』
  • 内臓による腰痛は『動作では痛みにくい』

腰痛が内臓の病気か筋肉が原因か見分ける方法の続きになりますが、内臓の機能低下が関係すると思われる腰痛症状が治療経験上多いので、教科書的な内容も踏まえてお話させて頂きます。


2、直接押してみる

肝臓や胃・腸に関しては、仰向けに寝て自分の手で押して確認する事も可能です(写真のように両膝を立てると腹筋が緩むので押しやすくなります)

ただし、お腹周りは腹筋が張り巡らされているので、整体師のように慣れた方以外だと、確認が少し難しい方法でもあります。

毎日お腹を押して胃痛や腰痛が改善・解消するようなら、内臓の機能低下による血行不良なども考えられます。


3、どういう時に痛みが出るか確認する

筋肉は動作を行う際に活動するので、原因が筋肉の腰痛は寝起きや椅子から立ち上がる動作などで痛みが出るのが特徴的です。

内臓の疲れや病気による腰痛を判断しやすい姿勢は、横向きで寝ている姿勢になります。

横向きで寝ている姿勢は、筋肉がもっとも緩んでいる状態になるので、筋肉が原因となって腰に痛みが出るというケースは少ないのです。

ただし、いくら腰に負担の少ない姿勢と言っても、長時間同じ姿勢を取っていれば筋肉自体は固くなりますので、横向きでも腰が痛む事はあります。

腰が痛い時に、横向きになっても変わらない、立ち上がっても座っても変わらないような『姿勢や動作の違いで変化しない腰痛』の場合が、内臓の機能低下を疑う腰痛になります。

前立腺や子宮が原因の腰痛の場合で言えば、動作で痛むのではなく、漠然と骨盤や仙骨周辺に痛みが続く、という状態です。

また、風邪やインフルエンザで高熱が出ている場合も、動作に関係なく腰の痛みが出る場合がありますので、高熱がある場合はそれらを疑う必要もあります。


↑ ページの一番上に戻る

【次】 →